先輩社員紹介

当社ではインクジェット印刷技術を鋼板ホーローに活用し、他社には無い独自の製品を生産しています。当社のインクジェットホーローは、インクジェットで印刷されたところまで紛う事無き鋼板ホーローとなっている、世界で見ても極めて稀有で強力なアイテムです。この製品を世に送り出すことはやはり簡単ではなく、インクジェット印刷技術の魅力の一つである“意匠の幅広さ”という観点ではまだまだ可能性が残されているのです。従って、この可能性を追求することがインクジェットホーローのさらなる高付加価値化に向けての課題のひとつと言えるでしょう。この課題を解決するには、ホーローにマッチしたより高機能な材料を獲得することが必要です。「高機能」とは何か、具体的なことはお話できませんが、その方向性や方法については度々、開発部門、生産技術部門、製造部門と議論を交えながら調査検討を重ねています。この仕事は、独自のホーロー技術を武器にしている当社の業界内での地位をさらに押し上げ、より高い利益に繋がるアイテムを生み出すものと期待して取り組んでいます。

この仕事には、やりがいがあります!

私の職種はホーロー製品作りの出発点にあたります。従って材料や方法、それらの条件など作り方の大部分を決めることになります。想定外のトラブルも責任もって乗り越えなければなりません。だからこそ携わったアイテムが世に出たときの達成感は格別です。最近のことですが、子供に自分の携わったアイテムを説明する機会がありました。笑顔で「パパすごいね」と言ってもらえまして、自分の仕事に一層の誇りを感じることができました。

こんな成功談、あんな失敗談

今から7~8年程前、ある印刷機の立ち上げに携わったことがありました。当時の私のポジションは具体的な検証作業と結果に従った各種提案を行う立場で、その時はインクの管理運用方法を検討していました。安定生産の為には操業中にインクの濃度を担保する必要があったのですが、濃度を直接確認するにはどうしても手間が必要でした。ものづくりは品質第一が前提ですが、効率良く作ることも重視していた私は、より簡便な方法で間接的に濃度を担保できないか検討を行いました。そして提案し、承認された方法は、結果的に今日でも継続されています。当時、ある先輩が「担当が一番詳しいはずだ。自分の感覚に自信を持て。」と背中を押して下さり、それを信じて私の信念に従って粘り強く行動して得た結果が何年も続いているのです。まさしく「狙い通り」のことで、これは今の私の自信の根っこになっています。

今後手がけてみたい仕事

諸先輩方の尽力の結果、タカラスタンダードの独自のホーロー技術は制御の難しい「窯変」を筆頭にかなりのレベルにあると思いますが、まだまだ可能性のある素材です。これからも誰も見たことが無い、誰もやったことが無い新しいホーローを追求し、世に送り出して皆を驚かせたいなと思います。

オフはすっきり、リフレッシュ!

最近の休日ですが、小学生の子供が野球を始めたことをきっかけに、少年野球のコーチや審判のお手伝いをして過ごすことが多くなりました。子供とそのチームメイト達の成長は目まぐるしく、キャッチボールひとつとっても変化をよく実感できます。この過ごし方を始めて1年半ほどになりますが、先日ようやく子供がスタメンの試合で初勝利を飾ることができました。私自身も大変嬉しかったのですが、なにより子供のはにかんだ笑顔は忘れられません。仕事の上でも現在中堅のポジションであり、特に後輩達とはともに研鑽を積んで結果を出し、良い笑顔を引き出すことができたらなと思います。

タカラスタンダードの社風って?

「質実剛健」
検索すると当社のホーローキッチンを修飾するのに良く使われる表現の様ですが、社風にも当てはまります。時流や風潮に安易に流されること無く、ホーローという独自の武器を決してぶれない幹として、その上で真に必要なことを見極めながら新たな製品や新たな仕組み、新たな事業領域に挑戦し続ける、“強い”会社だと思います。スポーツ選手で言えばサッカーの長友佑都選手のように体幹のがっしりしたイメージです。自分よりも大きな相手にも決して当たり負けしない強さと、それをベースにしたスピードとテクニックのある会社です。

タカラスタンダードでの私のキャリア

●入社1年目~3年目まで
大阪本社研究室に配属され、3年間、高品位ホーローの研究開発に従事しました。
実験室で知見を得ながら必要に応じて工場テストに臨み、検討案件の製品化に尽力しました。

●入社4年目~7年目まで
研究室が日本フリット(株)に移管され、それに伴って愛知県半田市にある日本フリット(株)に異動しました。
当社とは異なる用途のホーローも含め、その原料である各種フリットの特性を決定する組成検討を行いました。

●入社8年目~16年目まで
ホーローに付加価値を与えるべく、各種印刷装置の応用に関する研究に従事しました。
この間に印刷方式として3タイプ、3つの工場での合計10基の立ち上げに携わり、今でも全基稼働中です。

●入社17年目~現在まで
17年目からは管理職として勤務しています。見るべき領域も広がり、まだまだ至らないところに気づかされる毎日です。ホーロー、フリットの世界はとても奥が深く、追求するには広い知識が必要です。

システムバス「洗い場床」のフルモデルチェンジについて
職種製品開発
安藤 裕野
日本フリット(株)研究技術部研究課
2001年入社 / 工学部応用化学科