先輩社員インタビュータカラの心臓部、ホーロー工場を背負う誇り。タカラの心臓部、ホーロー工場を背負う誇り。

髙橋 正亮

2009年入社 
大学院 エコロジー工学専攻修了

高専から大学院に進学し、化学を7年間学ぶ。入社後、念願だったホーロー工場のホーロー工程に携わる仕事に従事。全社員の中でこの業務に関われるのはほんの一握りであるという誇りを胸に邁進する日々。

髙橋 正亮
髙橋 正亮

現在のお仕事について教えてください

名古屋工場は、タカラスタンダードの顔となるホーロー製品をつくる工場です。材料の板金加工から、ホーローパーツの施釉・焼成、そして出来上がったホーローパーツの組み付けまで一貫して行っています。
その中で生産課の役割は、工場として無駄なく効率的に製品を製造すること。具体的には、工場内における様々な設備の管理、各加工工程の作業改善や効率化、材料および作業工程におけるコストダウンの検討、不良率の低減や予算の算定など、業務は多岐にわたります。また、現在は伸長する売上にあわせ、生産体制を増強すべく、ロボットや最新技術の導入も積極的に行なっています。
ホーロー生産の難しい点は、色調のコントロールや鋼板形状に合わせた加工方法に複雑なノウハウがあることです。これをコントロールできないと量産はできません。しかし、ベースとなる色物釉薬は全20色あり、季節要因・温度湿度などの条件に合わせた調整や管理が必要です。かつ、ホーローは高温での焼成加工品のため、目指すべきは形状の反りや変形を最小限に抑えた加工方法。塗装においても同じで、乗り越えるべきポイントは数多くありますが、一つひとつにノウハウを見出し、今後に活かせる点はやりがいを感じます。

タカラに入社を決めた理由は
何ですか?

私は高専出身で、微生物を利用した環境浄化システムの構築について研究していました。メインは有機化学・生物化学でしたが、7年間、化学の勉強をしてきたため化学全般に興味がありました。ホーローは無機化学のため自分の専攻とは少し違いましたが、なぜか気になってタカラスタンダードの企業分析したところ、ホーローの意匠面での美しさや、先輩社員のホーローへの情熱に惹かれ、いつしか自分もホーローの仕事に携わってみたいと思うように。そしてタカラを第一志望に選びました。

職場は、どんな雰囲気ですか?

全員で70名を越えるホーロー職場を受け持っています。現場で作業をされる皆さんは、私よりも年上の人ばかり。仕事柄、そんな方々に指示を出し、作業をしていただいています。自分よりも若い人間に偉そうに言われて良い気はしないとは思いますが、現場の皆さんから、「髙橋君のおかげで仕事がやりやすくなったよ!」と言われると、やりがいを感じます。

職場は、どんな雰囲気ですか?職場は、どんな雰囲気ですか?

タカラの、
どんなところが好きですか?

名古屋工場は比較的コンパクトな工場です。作業スペースを広く取ることが難しいため、工程や職場ごとに作業をする時間割を決め、作業スペースを共有しています。そのため、うまく連絡を取り合っていかないと、スムーズに仕事が回りません。そんな中で、日々、滞りなく仕事が回っているシーンを目の当たりにすると、名古屋工場という一つの「チーム」として、まとまっていることを実感でき誇りに思います。

ある一日の仕事の流れ

起床
出社
1日のスケジュール確認、
メールチェック、
前日のパーツ不良率の確認。
始業 
前日のホーロースクラップ
の現物確認。
現場からの提出物や
各種データ確認、
現場管理者(作業長・班長)
と打ち合わせ。
昼食
釉薬テスト、技術試作の
段取り・連絡・実施・検品。
業者様との打ち合わせ。
デスクワーク、
報告書作成など。
退社
帰宅 
夕食、子供をお風呂に
入れるなど。
就寝

休日は何をして過ごしていますか?

趣味は多いほうだと思います。釣り全般、ロードバイク、ライブイベント参加など、いろいろ行っています。休日は家族と過ごし、車で遠出ドライブや遊園地、近所の公園などで楽しんでいます。

休日は何をして過ごしていますか?
休日は何をして過ごしていますか?

※記事内容は取材当時のものです。

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