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KENJI YANOBE × タカラスタンダード

【現代美術作家 ヤノベケンジ 監修】シップス・キャット(ミラー)

1,000個限定 シリアルナンバー付き
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 ヤノベケンジ氏の代表作「シップス・キャット」が モチーフの鏡で暮らしにアートを。
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「暮らしの中にアートを取り入れて身近に感じてほしい」という現代美術作家ヤノベケンジ氏の思い。×「ホーローを通じて皆さまの暮らしを豊かなものにしたい」というキッチン国内シェア第1位のタカラスタンダードの思い。

両者の思いが一致し、コラボレーションが決定。そして「シップス・キャット」がモチーフの鏡 SHIP’S CAT(Mirror)がついに誕生。1,000個限定(シリアルナンバー付き)で発売。現代アート作品を身近に感じられるチャンスです。

SHIP’S CAT (Mirror)誕生ストーリー

現代美術作家ヤノベケンジ氏は、鉄や鉛、アルミといった金属を用いて、
実際に動かせたり乗ったりすることができる実機能をもち、
ユニークな生活必需品や機械彫刻を制作する作家として、1990年代初頭より活動を開始。
金属や機械彫刻をベースに作品制作を行う中で、
鉄がベースとなっているホーローにも長らく関心をお持ちでした。

一方、タカラスタンダードは、日本のホーロー工業のパイオニアとして生まれ、
世界中のどこにもなかった「ホーローキッチン」の開発に成功。
独自技術の結晶ともいえる、世界でも最高レベルの「高品位ホーロー」を武器に、
快適な水回りをトータルに提案する住宅設備機器総合メーカーへと成長し、
キッチン国内シェア第1位、業界をリードし続けている会社です。

タカラスタンダードイメージ
システムキッチン レミューイメージ
システムキッチン 「レミュー」
試作品確認の様子
試作品確認の様子

今回のコラボレーションでは、
タカラスタンダード独自の「高品位ホーロー」に
ヤノベ氏ご自身にも実際に触れていただき、
アート作品の素材としての可能性も感じていただいた結果、
「SHIP’S CAT (Mirror)」の開発と発売が実現しました。

モデルはSHIP’S CAT(Muse)

「SHIP’S CAT (Mirror)」のモデルとなっているのは、2022年に開館した大阪中之島美術館に設置されているヤノベケンジ氏の作品「SHIP’S CAT(Muse)」です。

人々のさまざまな旅の安全を見守り、地域に福を呼び込む巨大猫のモニュメントとしても親しまれているヤノベ氏の「シップス・キャット」は、2017年の登場から国内外で人気を集める現代アート作品です。

魔除けや不老長寿を象徴する色として、古代より宮殿や神社仏閣に多く用いられてきた朱色のスーツをまとった「シップス・キャット」が、同じく魔除けとしての役割を担うと言われている鏡になりました。

SHIP’S CAT(Muse)イメージ
©Kenji Yanobe写真提供:KENJI YANOBE Archive Project

「SHIP’S CAT(Mirror)」は暮らしの安全を見守りながら、周囲の風景やさまざまな生活シーンの中にある美を映し出します。現代アートを身近に感じていただくだけではなく、皆さまの暮らしに寄り添った製品をお届けしたい、という住宅設備機器メーカーとしての思いも込められています。

日常で楽しんでいただけるアートプロダクトとしてはもちろん、ヘルメットとブーツ部分がミラー素材でできているので、サニタリーのサブミラーや、玄関先でのお出かけ前のチラ見ミラーとしても最適。
鮮やかな朱色のスーツや愛らしい猫の顔は、耐久性が高く清掃もしやすいホーローに、独自のインクジェット印刷などを用いて表現しているので、永く暮らしを彩ります。

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「SHIP’S CAT (Mirror)」の開発では、タカラスタンダードとしても新しいホーローの形状に挑戦しました。
従来、ホーローパネルの形状は直線で囲まれた多角形のみでしたが、レーザー加工技術を応用することで、同作品の特徴である滑らかな曲線が美しいシルエットの実現に成功しました。
当社が曲線を用いた形状のホーローパネルを量産製品として発売するのは今回が初めてとなります。

ヤノベケンジ氏インタビュー

今回タカラスタンダードとのコラボレーションの話が立ち上がった時のお気持ちを教えてください。
タカラスタンダードは大阪で立ち上がって全国展開してきた歴史のある会社なので、僕自身もよく知っていました。タカラスタンダードと言えばホーローですよね。ホーローは七宝焼きと同じで、ある意味伝統工芸なのかなと。未来永劫美しさを損なわない、工芸品のような製品を作り続けていて、ある意味大阪の“宝”として存在している会社なのではないかと思います。今回の企画が立ち上がった時に改めて詳しく知って、興味深い会社だなと思いましたし、最近ではアートプロジェクトなど、文化的な意味のあることに取り組もうとしている会社と何か作り上げることができれば面白いのでは、と思いました。
今回「シップス・キャット(ミラー)」どのような発想から誕生したのでしょうか?
モチーフとなった「シップス・キャット(ミューズ)」は中之島美術館に設置されていて、大阪の宝、と言っていただくこともあるくらい愛されている作品です。住宅設備機器を扱い、僕自身が大阪の宝だと思うタカラスタンダードとのコラボレーションだということを考えた時に、まずは、各家庭に飾っていただける、何かしら実機能を持った作品をお届けしたいと考えました。
僕の作品でもタカラスタンダードの製品でも使用されているステンレススチールという素材があるのですが、この素材は腐食せず、鏡面のように人の顔を映します。この素材を使い、ホーローインクジェット印刷技術で「シップス・キャット(ミューズ)」を再現しながら鏡面仕上げの部分も組み合わせれば、鏡でありながらも、作品としても愛されるものが出来上がるのではないかというアイデアが浮かび、「シップス・キャット(ミラー)」が誕生しました。
鏡は古くから魔除けの機能を持つと言われていますし、「シップス・キャット」は福を呼ぶ猫が海や家を守る存在になったある種の守り神です。全てが組み合わさった「シップス・キャット(ミラー)」は、家庭でも人を幸せにできる製品、作品として形になったと思います。
完成した「シップス・キャット(ミラー)」をご覧になっていかがですか?
タカラスタンダードの丁寧に安全精度を高めながら製品を作る姿勢には感心しました。その姿勢の下で、より長期間、安全に家の中で使える製品が作られているのだなと。今回、タカラスタンダードの築き上げてきたものと僕のアイデアが融合して、「シップス・キャット(ミラー)」という作品が生まれたのは僕にとってもこの上ない喜びです。ぜひ多くの皆さんに受け入れてもらえると嬉しいです。
今までにホーローを使用して作品を手掛けられたことはありますか?
「シップス・キャット(ミラー)」はどのような位置づけなのでしょうか?
ホーローを使ったのは初めてです。興味は持っていましたが、作品として使用できる技術を習得するには少し特殊な素材です。タカラスタンダードは、そんなホーローの技術を長年研鑽されながら高めてこられた会社で、今では多くの家庭で長期間にわたってその技術が使われた製品が使用されています。それは自分にはできないことだなと。ただ、今回その技術を使って作品を作ることができた。もちろん鏡というプロダクトではあるのですが、僕にとっては作品です。「シップス・キャット」には、(ボヤージュ)、(ミューズ)など、全て副題を付けていますが、今回もそのシリーズの一作品であるという思いを込めて、「シップス・キャット(ミラー)」と名付けました。
タカラスタンダードとコラボレーションした感想を教えてください。
グッズやプロダクトとして多くの人に買ってもらう商品というよりも、作品を各家庭に届けたい、という今回の発想のきっかけとなった思いが実現したと思います。これまで、車である「シップス・キャット(スピーダー)」や、防護服である「アトムスーツ」など、作品でありながらも機能する、プロダクトデザインにも見える作品はこれまでも作ってきましたが、今回は本格的なプロダクト商品を作るタカラスタンダードとコラボレーションしたことによって、アートとデザインの境界を乗り越える画期的なものが仕上がったと思います。アートなのか、デザインなのか。それは見る人の判断に委ねますが、僕自身は何か新しいもの生まれる瞬間に立ち会えたのではないかと思っています。
ホーローを使うアイデアは無限大?
もちろん、今後のアイデアは無限にあります。タカラスタンダードの製品とコラボレーションする以上は安全性があって皆さんの手に届くものを、というところは欠かせませんが、猫足の「シップス・キャット」型浴槽とか、「シップス・キャット」の口から水がでる水栓がついたキッチンとか。将来的には、ホーローの耐久性を生かして猫の形をした家をホーローで建築できないかとか、まだまだやってみたいことは頭の中にたくさんあります。
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About KENJI YANOBE

京都芸術大学美術工芸学科教授、ウルトラファクトリーディレクター。1965年大阪生まれ。1991年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1990年初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに実機能のある大型機械彫刻を制作。創作の原点は、幼少期に遊び場で過ごした大阪万博跡地「未来の廃墟」。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外で評価が高い。2017年より、「シップス・キャット」シリーズの作品制作を開始。「シップス・キャット」とは、大航海時代にネズミから船の貨物を守り、時に船員の心を癒す友として、世界中を旅した「船乗り猫」のこと。混迷する世界に生きる人々を導き守るシンボルとして、航海や旅にまつわる場所を中心に国内外で展示されている。2021年に大阪中之島美術館に「シップス・キャット(ミューズ)」が設置されて以降、インターナショナルオレンジのスーツとステンレスのヘルメットをアイコンに、さまざまなクリエイターとコラボレーションをしたり、メディアを横断したりすることで、彫刻を超えた創造の旅を展開している。

公式ウェブサイト(https://yanobe.com)

商品情報

シップス・キャット(ミラー)

シップス・キャット(ミラー) シップス・キャット(ミラー)

1,000個限定 シリアルナンバー付き
※全てなくなり次第販売終了となります

ヤノベケンジ氏の代表作「シップス・キャット」がモチーフの鏡で暮らしにアートを。
ヤノベケンジ氏の作品にも使われているステンレスリベットで、各素材を接合しています。

価格
33,000 税込価格
サイズ
(W)182mm×(D) 31mm×(H)558mm ※最大部分
素 材
ホーロー(鋼板、ガラス質)/ミラー(鏡面ステンレス)
付属部品
壁掛け金具一式(ネジ付)/設置・取扱説明書
お取り扱いについて
  • ご購入いただいたお客様ご自身で、設置壁面の下地状態を確認して、設置手順に従い確実に行ってください。
  • ホーロー部材は焼き物ですので、製造工程上、表面に小さな黒点や端部に黒い線が生じる場合がありますが、品質上問題ありません。
  • ミラー部分は、モチーフの作品と同様に、リベット固定による歪みがあります。
  • 定期的なお手入れをしていただくことで、いつまでも美しく保つことができます。

購入について

店舗での販売

先行販売20個限定
2024年4月5日(金)~4月14日(日) 11:00~18:00GINZA SIX 2F 三原テラス
「BIG CAT BANG」 LIMITED SHOP
〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10-1

オンラインショップでの販売

一般発売
2024年6月28日(金)~
タカラスタンダード
オンラインショップなどにて
販売開始

タカラスタンダード

タカラスタンダードは、アーティスト支援による社会貢献活動と「高品位ホーロー」の新たな価値創造を目的として、2022年8月に「ホーロー×アートプロジェクト」を発足。アーティストの方とのコラボレーションによって自社にはない発想やチャレンジが生まれること、それによってホーローの可能性がこれまで以上に広がることを目的に、さまざまな取り組みを行っています。

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