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フィラー用ガラスフリット

Frit for Filler

  • フィラーとは複合材料において高物性、高機能の付与、あるいはコストダウンなどの目的のために添加される充填材です。

    弊社ガラスフィラーはガラスの特徴を生かしたフィラーであり、マトリックス材としての樹脂の種類を選びません。(不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポシキ樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂のいずれにも対応可能です。)

    ガラスフィラー

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タカラスタンダード株式会社
ビジネスディベロップメント本部 マテリアル事業部

透明性を左右する「屈折率調整可能範囲」

充填剤として使われている代表的な原料は、溶融シリカ、結晶質シリカ、水酸化アルミニウムなどがありますが、これらは固有の屈折率を持っているため、樹脂側での屈折率調整が必要となります。対して、当社のガラスフィラーは、組成を調整することで、ガラスの屈折率を調整し、お客様が使用したい樹脂に合わせることが可能です。タカラスタンダードのノウハウはここにあります。

屈折率調整可能範囲

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ガラスフィラー製品の特性表

屈折率調整可能範囲

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屈折率調整可能範囲
nD 1.50 ~ 1.65
粒径調整可能範囲
D50 1.0μm~(分級、最大粒径の指定も可能ですのでご相談下さい)
各種表面処理
処理剤の種類と添加量の相談も承ります。
球状化加工(ビーズ化)
球状化加工も可能です。(ガラスビーズをご参照下さい

成分調整も行えますので使用不可成分の指定も可能です(RoHS指令など各種対応可能)

  • 成分指定が有る場合は、上記調整可能範囲より狭い範囲での調整となる場合がありますが、ご了承願います。

Feature

ガラスはその組成を調整することにより、屈折率を始めとして様々な物性の制御、及び機能の付与が可能です。

また、ガラス特有の性質を利用して以下のような効果が得られます。

透明性のコントロール ガラスの特徴である屈折率調整の自由度を生かして、複合材料の光線透過率を制御することが可能です。
高い機械的強度と表面硬度 ガラスのモース硬度は4~6であり、複合材の表面硬度を向上させることが可能です。また、フィラーの粒径を制御することにより、機械的強度の向上も期待できます。
耐熱性 ガラスの軟化温度は400~800℃と高温なため、複合材の耐熱性を向上できます。
寸法安定性 ガラスの線熱膨張係数は30~100×10-7/Kと低く、複合材の寸法安定性が向上します。

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Example of use

  • 人造大理石浴槽

    人造大理石浴槽
  • 人造大理石天板・シンク

    人造大理石天板・シンク

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  • 高充填可能なガラスフィラーでより高い透明度を確保します。

    樹脂と同じ屈折率のガラスビーズを使用することで、耐熱、耐湿性が 要求される用途への展開が可能になります。

    ガラスビーズ

ガラスビーズを使った複合材の透明性
(屈折率差による透明性変化)

屈折率差 +0.02 +0.01 +0.00 -0.02 -0.03
屈折率差+0.02 屈折率差+0.01 屈折率差+0.00 屈折率差-0.02 屈折率差-0.03
透過率 82% 86% 86% 86% 71%
HAZE 92 88 74 90 93
  • ガラスビーズ50%充填、テストピース厚さ1mm、背景から1.5mm浮かせて撮影。

Main uses

人造大理石用フィラー ガラスフィラーを使用した複合材の透明性を生かし、バスタブ、洗面化粧台、キッチン天板、内装パネル、インテリア製品などの人造大理石用フィラーとして幅広く使用されています。
光拡散材用フィラー 高い全光線透過率を保ちつつ高い光拡散性を有した複合材を作製できます。
接着剤用フィラー ガラスの低熱膨張性を生かし、接着剤硬化前後での収縮を小さくし、寸法安定性を高くできます。また、接着剤の可視光線、紫外線に対する透明性を制御することが可能です。

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