キャリアストーリー

生産現場は正解がないから
おもしろい。
現場には課題という宝物が
転がっている。

井上 貴博 井上 貴博

生産技術

井上 貴博

2016年入社|工学部機械系工学卒

  1. 2016年
    1年目

    入社 千葉工場生産三課へ配属
    人造大理石天板のNC加工工程担当

  2. 2019年
    3年目

    ジョブローテーションにより組立工程担当に異動

  3. 2022年
    6年目

    生産物流本部 生産技術部へ異動

タカラスタンダードを選んだ理由と、
入社して分かった魅力

就職活動をするなかで、住宅設備業界に興味があることに気づきました。生活に寄り添い、末長くお客様に向き合う一生モノの商材というところがいいなと。また調べていくうちに、タカラスタンダードにはホーローという独自性を持った商品を扱っていることがわかり、志望する動機になりました。

実際に入ってわかった魅力は、若手社員にどんどんチャレンジさせてくれるところ。私は1年目から設備投資を任せてもらえました。設備投資とは、設備を活用し、いかに価格を抑えた商品を作るか検討する仕事です。生産技術部の花形業務なので、こんなに若いうちから担当できるとは思っていませんでしたね。もちろん上司や先輩がたにサポートしていただきつつですが、普段からも若手の意見を尊重してもらえる雰囲気があると感じます。

タカラスタンダードを選んだ理由と、入社して分かった魅力タカラスタンダードを選んだ理由と、入社して分かった魅力

現在の仕事内容

会社が掲げる2030年までの売上目標に応じて、工場の生産体制をどう整えるかを現場と一丸となって考え、設備投資計画を立てています。扱う商品はタカラスタンダードの製品全部ですね。

たとえば増産体制をつくる際には、現状の工場の状況を鑑みて、あらゆる観点で体制のあり方を検討していきます。機械の数を増やすのか、今ある機械自体の生産能力を上げるのか、もっと能力の高い機械を取り入れるべきか、それを設置できるスペースは確保できるか、などなど。設備は資産なので、それを活かしつつ、どう費用を抑えて合理化できるかが私たちの使命。また設備投資には時間がかかるものなので、常に将来のことを見据えて目標を立てていますね。 

現在の仕事内容現在の仕事内容
井上 貴博 井上 貴博

大きな学びになった経験

2年目で任せてもらえた「合理化設備投資」ですね。省人化のためロボットを導入しようというものでした。ところが導入前の検証が十分できておらず、直前に設備仕様を急遽変更することに。また導入後には機械が頻繁に止まる事態も。正直、泣きそうでしたね(笑)。せっかく高価な省人ロボットを購入しても、不備を出してしまうと使われないんです。人が動いたほうが早いので。でも、それだと問題の洗い出しができない。現場作業者に、絶対に改善させるのでなんとか使ってほしいと必死に頼みました。みなさんの協力と上司のサポートもあり、どうにか分析・改善ができました。事前検証の大切さを痛感しましたね。結果的に無事に合理化でき、社内表彰もいただきました。苦労した分、すごく嬉しかったです。

また、3年目のジョブローテーション、6年目の部署異動で、ひと通りの工程を経験できたのが本当によかったです。新工場の立ち上げの際も、効果・メリット・金額・予算の積み上げを考える上で、これまでの経験がすべて役立ったんです。以降、毎年大型案件に携わっていますが、経験に裏打ちされた判断力が、自分の中で大きな財産になっています。

大きな学びになった経験大きな学びになった経験

ものづくりにおいて
大切にしていること

現場の状況に応じて、常に最適解を求めることが大事だなと思っています。ものづくりって正解もないし、終わりもないんですよ(笑)。改善したらはい終了、ではない。日々の現場には必ず何か課題が転がっていると思っています。それを見つけに行くのは宝探しみたいな感覚ですね。そして、見つけた課題を改善していく過程も、すごくおもしろい。

そのため現場の作業者へのヒアリングも大切にしています。「何となくやりづらい」といった声も改善のヒントになるので。現場の方たちとは常に一丸となってものづくりをしています。改善できて感謝してもらえると、すごくやりがいを感じますね。

ものづくりにおいて大切にしていることものづくりにおいて大切にしていること

今後のキャリアプラン

私はこの設備投資の仕事が好きなので、今後もずっと携わっていきたいと思っています。生産現場において究極の合理化は、人のいない工場。でも実際、数十年働いた人間の感覚で成り立っている作業もあります。そこを合理化していくには、新製品の開発段階から自動化を見据えた構造設計が必要です。現在は開発部が設計したものに対して、私たち生産技術がどう自動化できるかを検討していますが、今後は開発段階から開発部と連携を取り、自動化しやすい構造で設計を考えるのが理想だと思います。

そのために、とにかく設備投資の数をこなしたいですね。日々生まれる新しい技術を、実際に自分の工場で使ってみる。その結果で見えてくるものもあるので。失敗してもいいから挑戦して、経験を重ねることで、「この構造なら自動化が実現できます」と説得力を持って提言できるようになりたいと思っています。

今後のキャリアプラン今後のキャリアプラン

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    1日1日を
    大切に積み上げた先に、
    広がる世界もある。

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    営業

    高嶋 佑樹

    所長になって
    見える世界が変わった。
    東京から
    タカラスタンダードを
    盛り上げたい。

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    営業としての視点、
    労働組合の経験を活かし、
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    全ての経験と先輩方に
    感謝したい。
    そして 負けずに
    進み続けた自分を、
    一番褒めてあげたい。