キャリアストーリー
佐々木 隆之
2007年入社
文理学部 史学科卒
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2007
入社 東京・立川営業所勤務
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2017
東京・墨田営業所に異動
所長に昇格 -
2018
東京・足立営業所(所長)に異動
入社当時の心境
入社当時を振り返ると、どうしても“あの”苦い経験を思い出しますね。
入社してまだ数カ月しか経っていない頃、何度もショールームに足を運んでくださるお客様のご要望にお応えしたいという想いから、自分だけの判断でシステムキッチンのリフォームを進めてしまったことがありました。結果、下見の際に必要な部材を見落とし、スケジュール通り仕上がらないことが発覚。お客様をはじめ、工務店様や代理店様にも誠心誠意謝罪しましたが、大変なご迷惑をかけてしまいました。当時は仕事にも慣れてきて、自分一人でも仕事ができるところを見せたかった、という気持ちが強かったんでしょう。そんな自分勝手な気持ちが、大きな失敗につながった。私にとってのこの経験は、仕事の責任の重さを痛感する教訓となりました。
現在の仕事内容
現在は、他社メーカーも集中している首都圏で、プレイングマネージャーとして代理店営業を担当しています。
まだまだタカラの認知が高くないこのエリアでは、まずお客様にショールームへお越しいただくことが大切になります。タカラにしかない高品位ホーローや、ぴったりサイズシステムバスなど、実際にその目でご確認いただければ、その魅力は十分伝わるはずですから。そのためにも日々ショールームアドバイザーたちと意見を交わし、より良いショールームづくりを目指しています。所長として心がけているのは、営業担当やショールームアドバイザーとのチームワーク。同じ目標に向かい、高いモチベーションを保ち続けるためには、メンバーとしっかりコミュニケーションを取り、それぞれの立場を考えてアドバイスすることが必要ですね。
私のターニングポイント
やはり入社10年目で初めて営業所の所長を任されたことです。
それまではプレイヤーの一人でしかなく、しかも任された営業所は売上が目標から大きく下回っていたこともあり、所長としての責任の大きさに不安を感じました。そこでまず取り組んだことは、他のメンバーと協力して情報が共有できる仕組みづくり。前任所長は紙ベースのやり取りが多く、資料がまとめられていない状況でした。紙や口頭での伝達は、不確かな上に時間がかかる。まとめる時間を費やしてでも風通しの良い状態に持っていかなければ信頼関係は生まれない。ここに売上が伸び悩んでいる理由がある、そう考え、膨大な紙の資料を会社の共有ネットワークの中に項目ごとに細かく振り分け、メンバーがいつでも確認できる仕組みを作っていきました。
これで本当に売上が回復するのか?という不安もありましたが、メンバーをまとめるのは自分しかないと覚悟を決め、やり切ることに。その結果、仕事の効率が格段に上がり、営業所の成績も上向いていきました。この所長としての数々の経験は、マネジメントのノウハウを学ぶことができた貴重な財産になっています。
今後のキャリアプラン
今後については、まず今所属している営業所の地域への浸透と、首都圏を牽引できるような拠点にすることですね。
そして、そこで働く部下たちがもっと幅広い仕事にチャレンジできるよう、新たな拠点をドンドン増やしていきたいですね。もちろん、それは簡単なことではありません。一歩一歩着実に、タカラのファンを増やし続けてエンドユーザーや取引先との信頼関係を築いていく。そうした努力の先に、掲げる目標の達成があるのだと思います。