キャリアストーリー
大西 徹平
2005年入社
工学部 機械工学科卒
-
2005
入社
3カ月の工場実習を経て三島工場へ配属
ぴったりサイズシステムバス※1の製作図や
加工データ作りに携わる -
2007
生産技術職へジョブローテーション
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2013
本社開発部開発三課へ異動
製品開発職へジョブローテーション -
2014
システムバスの下回り構造部分※2の
開発リーダーとなる -
2015
洗い場のフルモデルチェンジを
メインで担当
- ぴったりサイズシステムバス 間口・奥行が2.5cm刻みでサイズオーダー可能で、どんな浴室にもぴったり収まるタカラスタンダードだけの独自製品。
- 下回り構造部分 洗い場や浴槽、排水配管など。
入社当時の心境
一級建築士だった父親に憧れて、住宅に関わる仕事がしたいと考えていました。
その中で、私は自分で開発・設計したものが身の回りのものになって、目に見える形で製品化されるタカラスタンダードのものづくりの環境に魅力を感じました。そして、入社してすぐに三島工場に配属され、ぴったりサイズシステムバスの加工データ作りを担当することに。ただ、毎日50件ほど担当するデータがあり、一件ごとにサイズや形状も違う。自分がミスするとお客様をはじめ、工場や営業所の人にも迷惑がかかる。少しでもミスを減らさなければ。そう思いながら必死で業務改善を行い、入社2年目で業務改善提案にて表彰されたことは今でも覚えています。
現在の仕事内容
入社してから8年間は三島工場にいましたが、希望が叶い、本社の開発部に配属となりました。
業務としてはシステムバスの製品開発を行っており、洗い場や浴槽、排水配管などシステムバスの下回り構造部分の開発リーダーをしています。開発は、企画・マーケティングから始まり、デザイン・設計・試作・検証を経て、仕様確認まで全てに関わります。開発は私の部署だけでなく、商品企画や工場、営業などと一緒に仕事を進めており、出来上がるまでに数年単位で時間はかかりますが、自分が設計したものが製品化され、ショールーム展示やカタログに掲載されたときは、やりがいを感じます。
私のターニングポイント
自分が携わった仕事の中で特に印象に残っているのが、洗い場のフルモデルチェンジをメインで担当したときのことです。
「お客様の使い勝手」や「デザイン」を考慮して、どのような床にするかは非常に悩みました。タイルの仕様は清掃性や肌触りの良いものにすると、滑りやすく危険。だから、滑りにくく、かつ肌触りの良いタイルの仕様を決めるのに何十回も試作をし、その度に自分たちで入浴試験も行いました。また、デザインもイタリアの世界最大規模のタイル展示会を視察するなど試行錯誤。「苦労した製品ほど売れる」という上司の言葉を励みに「キープクリーンフロア」の製品化まで辿り着いたときは、心から嬉しかったです。
今後のキャリアプラン
現在も、数年後に完成を見据えた製品を開発しています。
これからより多くの方に、タカラスタンダードのシステムバスを使ってもらえるようになるのが夢です。国内はもちろんですが、世界中の人に製品を気に入ってもらい、使ってもらいたい。開発部内ではアイデア提案制度というものがあり、だれでも気軽にアイデアをカタチにできます。初心を忘れずに、ものづくりを純粋に楽しみながら、それをきちんとお客様の満足につなげていきたいです。