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キッチンの壁材にはどんな種類がある?特徴から選び方・お手入れのコツ・おすすめ製品まで

キッチンの壁材にはどんな種類がある?特徴から選び方・お手入れのコツ・おすすめ製品まで

キッチン

2025.09.19

キッチンの中で大きな面積を占める「壁」。壁材の種類によって、キッチンの印象や使い勝手が大きく変わります。今回は、タイルやパネルなどキッチンの壁に使われる代表的な素材とそのメリット・デメリットを詳しく解説。選び方のポイントやお手入れのコツ、施工事例なども紹介しますので、リフォームをお考えの方は参考にしてください。

キッチンの壁に使われる素材は大きく2種類

タイル キッチンパネル
タイル キッチンパネル
タイル
タイル
キッチンパネル
キッチンパネル

キッチン周りに使われる壁材は、大きく分けて「タイル」と「キッチンパネル」の2つが主流です。以前は、キッチンだけでなく浴室・洗面などの水まわりに「タイル」が使用されることが一般的でした。最近では、お手入れがしやすくデザイン豊富なキッチンパネルが普及。

コンロやシンクに面した壁で使用するため、いずれの素材も耐火性や耐水性に優れています。機能性やデザイン、予算を考えながら壁材の選択が可能です。

キッチンの壁材選びが大切な理由
  • キッチンの印象に直結するから
  • キッチンの使い勝手に影響するから
  • お手入れのしやすさにも関わるから

キッチンの壁材はキッチンの印象だけでなく、使い勝手にも大きく影響するため、どの素材を採用するかとても重要です。キッチンの壁はキッチン全体で大きな面積を占めます。素材やデザイン次第で雰囲気が大きく変わるでしょう。

また、キッチンの壁材の耐火性や耐水性に加えて、「お手入れのしやすさ」といった機能性の違いによっても、キッチンの使い勝手が変わります。キッチンに採用する壁材の種類によって、見た目の印象や日常的なメンテナンスの手間などが違うため、機能性も含めた検討が必要です。

キッチンの壁材を選ぶ4つのポイントはこちら

おしゃれで機能的!キッチンパネルの選び方はこちら

キッチンの壁に「タイル」を選ぶメリット・デメリット

キッチンの壁に「タイル」を選ぶメリット・デメリット

タイルのメリット タイルのデメリット
  • 組み合わせが豊富でデザイン性が高い
  • 耐久性や耐熱性が高い
  • タイル表面はお手入れしやすい
  • タイルの目地が汚れやすい
  • 割れたりヒビが入ったりする
  • 価格は比較的高め

伝統的なキッチンの壁材であるタイルには、耐久性・耐熱性などの機能性が優れる反面、価格面や清掃性のデメリットがあります。キッチンの壁に「タイル」を使うメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。

タイルのメリット

タイルをキッチンの壁材に採用する大きなメリットは、豊富な種類や色、形状から選べる点です。好みに合わせて自由に組み合わせることでデザインのバリエーションが増えるため、個性的な立体感のあるキッチンを演出できます。

また、耐火性・耐熱性・耐久性などの機能性に優れています。タイル表面は水はねや油はねに強く、お手入れは拭き取りなどで簡単に済ませることが可能です。昔から広く使われている素材であり、どの世代にも抵抗感なく選べる素材といえるでしょう。

タイルのデメリット・注意点

タイルの一番のデメリットは、貼り合わせた際の継ぎ目である「目地」に、黒ずみなど落ちにくい汚れが付着しやすい点です。タイル表面の掃除はしやすいものの、目地をきれいに保つお手入れに手間がかかるでしょう。

また、タイルは耐久性に優れるものの衝撃に弱い素材。重いものをぶつけると割れたり、ヒビが入ったりすることもあり、修復にコストや手間がかかる点も注意が必要です。

さらに、キッチンパネルに比べて比較的コストがかかる点も覚えておきましょう。タイルは他の素材より製品価格が高めであり、施工時にひとつずつ丁寧に貼り合わせる作業が生じるため、手間がかかり工賃も高くなります。

「タイル」を選ぶのはこんな人におすすめ!

  • 個性的なデザインにこだわって、キッチンをおしゃれにしたい
  • 昔から親しまれている壁材を利用したい

キッチンの壁に「パネル」を選ぶメリット・デメリット

キッチンパネルの素材 耐久性 質感 清掃性 価格
ホーロー
不燃化粧板
ステンレス
アルミ

キッチンの壁に使われる「キッチンパネル」は、素材によってさらに4つに分類されます。選ぶ素材によって耐久性やデザイン性が変わるため、メリット・デメリットを押さえておきましょう。

【ホーローパネル】メリット・デメリット

【ホーローパネル】メリット・デメリット

ホーローパネルのメリット ホーローパネルのデメリット
  • 光沢ある質感で高級感も得られる
  • お手入れしやすい
  • 傷がつかず、割れにくい
  • マグネットを利用できる
  • ほかのキッチンパネルと比べ、価格が高くなりがち
  • 個性が出にくい

ホーロー素材のキッチンパネルは、耐熱性や耐水性に加えて衝撃に強く、高い耐久性があります。水はねや油はねも簡単な水拭きだけで汚れが落ちるため、お手入れはとても簡単です。

また、もともと金属をガラスでコーティングした素材のため、マグネットをつけられます。壁にレシピなどの紙を貼ることや、軽いものであれば収納スペースにも活用できるでしょう。

一方で、他の素材のキッチンパネルに比べて、価格がやや高めな点がデメリットです。

「ホーロパネル」を選ぶのはこんな人におすすめ!

  • お手入れを簡単に済ませたい人
  • ホーロー独特の質感で高級感を演出したい人
  • マグネットを利用してキッチンを整理整頓したい人

マグネット収納が便利!
タカラスタンダードの「ホーロークリーンキッチンパネル」はこちら

【不燃化粧板パネル】メリット・デメリット
不燃化粧板パネルのメリット 不燃化粧板パネルのデメリット
  • 色やデザインが豊富
  • 耐火性はもちろん、表面は傷がつきにくい
  • 価格と機能のバランスがいい
  • タイルやホーロー素材に比べれば、やや質感が劣る
  • 衝撃には弱く破損する場合がある

不燃化粧板は、メラミンなどの素材を用いて作られています。表面が硬く、耐火性や耐水性などに優れたキッチンパネルです。

比較的手頃な価格で設置でき、木目やモルタル、大理石調など豊富なデザインがあります。機能面とあわせて考えても、全体のコストパフォーマンスに優れたパネルといえるでしょう。

ただし、あくまでもデザインはプリントされている商品が多いです。タイルやホーローパネルに比べると質感が劣り、本物の高級感は得にくいといえます。

「不燃化粧板パネル」を選ぶのはこんな人におすすめ!

  • コストパフォーマンス重視で、価格と機能のバランスを取りたい人
  • 豊富な種類の中からデザインを選びたい人
【ステンレスパネル】メリット・デメリット

【ステンレスパネル】メリット・デメリット

ステンレスパネルのメリット ステンレスパネルのデメリット
  • 耐熱性・耐久性が抜群
  • お手入れが簡単
  • 清潔感を保てる
  • デザインが単調
  • 表面に傷がつきやすい

ステンレス素材のキッチンパネルは、料理店などの厨房でも多く使われている素材です。調理頻度の高いキッチンに採用されていることからもわかるとおり、耐熱性や耐久性は他のキッチンパネルと比較しても優れています簡単なお手入れで清潔感を保てる点もメリットです。

一方で、デザインの種類は限られています。スタイリッシュな印象はありますが、どうしても冷たい雰囲気になりがちです。また、耐久性はあるものの、表面に細かな傷がつきやすい点も注意しましょう。

「ステンレスパネル」を選ぶのはこんな人におすすめ!

  • キッチンに立つ時間が長く、料理好きな人
  • 簡単なお手入れで清潔感を保ちたい人
  • スタイリッシュなデザインが好みの人
【アルミパネル】メリット・デメリット

【アルミパネル】メリット・デメリット

アルミパネルのメリット アルミパネル のデメリット
  • 比較的安価である
  • 耐久性や清掃性が高い
  • デザインが単調
  • 表面に傷がつきやすい
  • ややチープな印象になる

アルミ製のキッチンパネルは、ステンレスと同じ金属素材を用いたキッチンパネルです。耐久性や清掃性などに優れている特徴はステンレス同様ですが、比較的軽量で価格もステンレスと比べると安価な製品もあります

デメリットは、ステンレスと同じく細かな傷がつきやすい点です。他にも、熱を帯びやすかったり、安っぽく見えがちだったりする点が挙げられます。

「アルミパネル」を選ぶのはこんな人におすすめ!

  • キッチンに立つ時間が長く、料理好きな人
  • 簡単なお手入れで清潔感を保ちたい人
  • 価格を抑えてステンレスの雰囲気や機能をキッチンに取り入れたい人

キッチンの壁材を選ぶ4つのポイント

キッチンの壁材を選ぶときは、コストや機能、デザインといった点はもちろん、住宅の内装制限といった法的な規制にも注意が必要です。ここでは、キッチンの壁材を選ぶ4つのポイントを詳しく紹介します。

住宅の内装制限

住宅には建築基準法に定められた「内装制限」があるため、キッチン周りに使える素材には制約があることを認識しておきましょう。

そもそも内装制限とは、建物内に居る人を火災から守るための内装施工に関する規定です。キッチンでは火を使うため、とくにコンロ周辺では防火性能などを備えた素材を使わなければなりません。一戸建てか集合住宅かなど、住宅の種別によっても制約が異なる専門的な分野ですので、リフォーム会社に相談しながら、施工可能な素材を選んでいく必要があります。

設置にかかるコスト・予算
タイルの価格相場(※1、2) 10,000~30,000円+施工費用など
キッチンパネルの価格相場(※1、3) 16,800円〜+施工費用など

※1選ぶ製品や施工業者により価格相場は異なる。別途、施工費用などが必要。

※2 1m2あたりの価格相場。

※3タカラスタンダード「ホーロークリーンキッチンパネル(フロントパネル 品番PZFN- HDタイプ 幅サイズ1199mm)」の場合。

キッチンの壁材を選ぶ際は、設置に必要なコストを知り予算を考えることが大切です。

まず、素材による価格の違いを考えると、一般的にはタイルがキッチンパネルより比較的高い傾向があります。キッチンパネルの中で比較すると、ホーローパネルがもっとも高く、不燃化粧パネルやアルミは比較的安い製品も

また、キッチンの壁をリフォームする際は、製品価格に加えて工事費用が必要であるため、リフォーム全体の費用の見積もりをしてコストを把握しましょう。

機能性・お手入れのしやすさ

キッチンの快適さを保つためには、機能性が高くお手入れの手間が少ないキッチン壁材を選ぶことが大切です。耐熱性・耐水性はキッチンの壁材に欠かせない重要な要素であり、最初にチェックしておきたいポイント。

あわせて、水拭きだけで汚れを落とせるホーローパネルやステンレスのキッチンパネルであれば、日々のメンテナンスはかなり簡単でしょう。タイルに関しては、表面のお手入れの手間はかかりませんが、目地に汚れがたまりやすいのが難点です。

素材の機能性とお手入れのしやすさをバランスよく考えて、壁材を選択する必要があります。

デザイン・インテリア性

キッチンの壁材は面積が大きく目に入りやすいため、キッチンの第一印象に直結します。必要な機能に加え、インテリアとしてのデザイン性や見た目も重要です。

壁材によってデザインの種類や色、質感の違いによる高級感が異なり、キッチンの雰囲気が決まります。部屋のインテリアとのバランスも考えて、壁材の種類を選びましょう。

キッチンの壁をきれいに保つコツ

キッチンの壁をきれいに保つコツ

せっかくキッチンの壁をリフォームしても、お手入れが行き届かず、清潔感を保てなければ台無しです。そこで、キッチンの壁をきれいに保つコツを2つに絞って説明します。

日常のメンテナンスと清掃方法

キッチンの壁に油や食材の水分が壁に飛び散ったときは、すぐに拭き取りましょう。ホーローパネルやステンレスの壁材であれば、定期的に水拭きと乾いた布で仕上げる程度で、日常的なメンテナンスは問題ありません。

タイルの目地には油汚れが染み込みやすく、放置すると落ちにくくなってしまいます。そのため、専用のクリーナーを使ったり、使い古した歯ブラシなどを利用して擦り落としたり、こまめなお手入れを心がけることが大切です。

頑固な油汚れをきれいにするには?

日常的にお手入れしていても、落ちにくかったり、固まったりして油汚れが残ってしまうこともあるでしょう。そのようなときは、キッチン用の中性洗剤を使って汚れを落とすことがおすすめです。

洗浄力の高いクリーナーや重曹なども掃除に活用できますが、素材を痛めてしまう可能性もあります。壁の素材にあったアイテムの使用を心がけましょう。

清掃性&使い勝手がいい!「ホーロークリーンキッチンパネル」

清掃性&使い勝手がいい!「ホーロークリーンキッチンパネル」

タカラスタンダードでは、耐久性・機能性に加え、清掃性などの使い勝手に優れる「ホーロークリーンキッチンパネル」をご用意。傷がつきにくいホーロー素材を採用しており、普段のお手入れは簡単な水拭きだけで済みます

加えて、マグネットが装着できることで、壁面収納での整理整頓が可能です。さらに、色やデザインも、ナチュラルな柔らかいものからシックなテイスト、タイル調のものまで、豊富な種類から選択できます。

【ホーロークリーンキッチンパネルの魅力】

  • マグネットをつけて収納を増やせる
  • 水拭きで簡単にお手入れできる
  • 傷がつきにくくきれいが長持ちする
  • 豊富な色やおしゃれな柄から選べる
木目調で温かみのある空間を演出!
【商品画像】 【施工例】
【商品画像】 【施工例】
【商品画像】
【商品画像】
【施工例】
【施工例】

こちらは、ホーロークリーンキッチンパネル「エルムナチュラル」カラーの施工例です。木目調で温かみがあるデザインや色合いが特徴。カジュアルな雰囲気もあるため、ダイニングやリビングとあわせたLDK全体の統一感を出しやすくなります。LDK全体で家族団らんの空間を演出したいご家庭におすすめのカラーです。

大理石風の色合いとデザインで落ち着いた雰囲気のキッチンに!
【商品画像】 【施工例】
【商品画像】 【施工例】
【商品画像】
【商品画像】
【施工例】
【施工例】

ホーロークリーンキッチンパネル「ドラマティックホワイト」カラーは、白を基調にした大理石風のデザイン。インテリアのコーディネートがしやすく、落ち着いた雰囲気の中でも清潔感や高級感を醸し出せます。キッチンの清潔感を大切にしたいご家庭におすすめの商品です。

個性的なデザインで高級感も演出!
【商品画像】 【施工例】
【商品画像】 【施工例】
【商品画像】
【商品画像】
【施工例】
【施工例】

ホーロークリーンキッチンパネル「マルキーナグレー」カラーは、やわらかく個性的なデザインが魅力です。グレー系のカラーは、油はねなどの汚れも目立ちにくいでしょう。リビングやダイニングの雰囲気とうまくコーディネートできれば、上品で洗練されたキッチンに仕上げられます

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キッチンの壁材についてよくあるQ&A

チッキンの壁材を選ぶときに悩みやすい点を、Q&A方式で3つご紹介します。

Q.キッチンの壁材はタイル・パネル以外もある?
A.レンガやモルタル、キッチン用壁紙、リメイクシートなどがあります。

タイルやキッチンパネル以外の壁材としては、レンガやモルタル、キッチン用壁紙、リメイクシートなどが考えられます。

ただし、レンガやモルタルといった個性的な素材は、キッチン本体のデザインとの相性を考えることが難しい場合も。壁紙やリメイクシートも内装制限などに注意が必要です。

それぞれ長所・短所がありますので、タイル・キッチンパネルともよく比較して、素材選びを進めましょう。

Q.キッチンの壁材はDIYで変えられる?
A.不可能ではないですが、プロに施工を依頼する方がおすすめです。

キッチンの壁材は、DIYで変更することも不可能ではありません。たとえば、タイルや軽量のパネルなどはDIY向けの材料として人気があり、塗装だけ自力で施工する人もいらっしゃるでしょう。

しかし、よりきれいな仕上がりにするには、専門のリフォーム会社に頼む方が無難です。DIYで施工不良があると、すぐに補修作業が必要であり、余計に費用がかかる場合もあります。

Q.キッチンの壁をイメージ通りにリフォームするには?
A.ショールーム見学に行って実物を確かめることが大切です。

キッチンの壁材にどんな素材を選ぶか迷ったときは、メーカーのショールーム見学に出かけて、実際に壁材の雰囲気や質感を確かめましょう。Webサイトやカタログでも大まかなイメージはつかめますが、実物に触れてみないと選んだ後でイメージ通りにいかず、後悔する可能性も。

また、壁材は素材ごとに特徴が異なるため、選ぶ際に専門的な知識も必要です。ショールームでは専門のアドバイザーから適切なアドバイスも聞けますので、遠慮なく尋ねてみましょう。

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壁材の特徴を知って理想のキッチンを目指そう

キッチンの壁材の種類や選び方のポイントについて紹介しました。代表的な壁材であるタイルとキッチンパネルは、それぞれメリット・デメリットがあります。両方を知ったうえで、自宅のキッチンにはどんな壁材が合うか、使い勝手がよいのはどれかを慎重に考えましょう。

タカラスタンダードでは、全国47都道府県約160カ所にショールームを展開。キッチンやキッチンパネルなど、各商品の実際の質感や雰囲気を直接体感できます。気になる点があれば、専門のアドバイザーがご案内してサポートしますので、キッチンのリフォームでお悩みの方はぜひお近くのショールームへお越しください。

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