洗い場・排水口
洗い場
洗い場は、石鹸やシャンプー・体脂などが残りやすく、浴室内でもっとも汚れやすい部分です。
清掃を怠るとカビや頑固な汚れが発生しやすくなりますので、こまめにお手入れしましょう。
日常のお手入れ(毎日)
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- ❶入浴後、熱めのお湯をシャワーで満遍なくかけて、石鹸分などを洗い流します。
- ❷冷水のシャワーを掛けて、浴室の温度を下げておくと、カビ発生の予防にもなります。
- ❸やわらかい布で乾拭きしておくと、水滴の跡が残らず、さらにキレイになります。
汚れた場合(週1度)
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スポンジに浴室用中性洗剤を含ませ汚れを取り、シャワーできれいに洗い流します。
落ちにくい汚れの場合(月1度)
タイル(磁器タイル)部
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浴室用中性洗剤で落ちない場合は、クリームクレンザーをタイルにつけて、タワシや浴室用ブラシでこすって汚れを落とします。
それでも汚れが落ちない場合は、ナイロンタワシ(住友スリーエム:スコッチブライトなど)に粉末クレンザーをつけて汚れをこすり落としてください。
ステンレス部
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浴室用中性洗剤で落ちない場合は、クリームクレンザーをやわらかい布につけ、汚れを落としてください。(粉状のクレンザーは使用しないでください)
汚れが落ちにくい場合は少し固めの布を使用してください。強くこすらずに、お湯で濡らして数回こするといった作業を繰り返します。強くこすり続けると、表面が傷つく恐れがあります。
目地部・樹脂(FRP)
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- ❶浴室用中性洗剤で落ちない場合は、カビ取り剤をやわらかい布やスポンジなどでカビの上にこすりつけてください。目地部分には、歯ブラシなどもご使用になれます。(カビ取り剤を使用される時にはゴム手袋を着用し、窓を開けたり換気扇を回すなど、換気を良くしてから清掃を行ってください。)
- ❷カビ取り剤を塗布した部分に食品用ラップをかぶせておくと、乾いたり流れ落ちたりしないので効果が高くなります。
- ❸5~10分位放置した後にこすってカビを取り除きます。
- ❹清掃後は十分な水でカビ取り剤を洗い流し、水分を拭き取ります。
お手入れ豆知識
使用してよいものと使用すると損傷を与えるものは各部位で異なります。
使用してよいもの | 使用すると 損傷を与えるもの |
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タイル部 | ・スポンジ、やわらかい布 ・タワシ、浴室用ブラシ ・不織布研磨剤(スコッチブライトなど) ・浴室用中性洗剤、カビ取り剤 ・粉末クレンザー(カネヨ石鹸,泡立ちクレンザーなど) ・浴室用クリームクレンザー(ジフなど) |
・金属タワシ ・ベンジン、アセトン、シンナー ・塩酸、トイレ用洗剤/漂白剤 ・有機溶剤入りの洗剤 |
ステンレス部 | ・スポンジ、やわらかい布 ・浴室用ブラシ ・浴室用中性洗剤、カビ取り剤 ・浴室用クリームクレンザー(ジフなど) |
・タワシ、不織布研磨剤、金属タワシ ・粉末クレンザー(カネヨ石鹸,泡立ちクレンザーなど) ・ベンジン、アセトン、シンナー ・塩酸、トイレ用洗剤/漂白剤 ・有機溶剤入りの洗剤 |
樹脂 | ・スポンジ、やわらかい布 ・浴室用ブラシ ・浴室用中性洗剤、カビ取り剤
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・タワシ、不織布研磨剤、金属タワシ ・粉末クレンザー ・ベンジン、アセトン、シンナー ・塩酸、トイレ用洗剤/漂白剤 ・有機溶剤入りの洗剤 |
- ※浴室用クリームクレンザーは目に見えない細かい粒子が残りやすいので、お手入れの後は念入りに水で洗い流してください。
ご注意
- 洗い場に付着した毛染め剤を放置しておくと、シミの汚れの原因となります。付着した場合は速やかに洗い流してください。
- カビ取り剤は、塗布し長時間放置すると変色などの原因となりますので、カビ取り剤の使用方法に従い使用し、速やかに水洗いしてください。
- 浴室用以外の漂白剤(台所用、トイレ用)は使用しないでください。
- 部分的に水が残ったり、乾きが悪くなった場合は、タイルの表面の汚れが付着していることが原因です。粉末クレンザーやクリームクレンザーでお手入れしてください。
- 洗い場外周のコーキング部をお手入れの際はやわらかいスポンジを使用して、強くこすらないでください。(ブラシなど毛先の硬いものを使用するとコーキング部が傷つき、水漏れの恐れがありますので使用しないでください。)
- カビ取り剤は水酸化ナトリウム0.5%以下のもの(カビキラーやカビハイターなど)を使用してください。水酸化カリウムが含まれているカビ取り剤は使用しないでください。使用方法は洗剤に記載されている内容に従い、塗布後は放置時間は30分以下とし、速やかに水で洗い流してください。
※上記以外のカビ取り剤を使用すると、洗い場の目地が劣化する恐れがあります。
※カビ取り剤により、床面の残留付着物が変色し、白くなることがあります。
排水口
日常のお手入れ(毎日)
入浴後、排水口に溜まった髪の毛やゴミを取り除きます。長時間放置しておくと、流れが悪くなったり、汚れが付着して悪臭の原因とないますので注意しましょう。
汚れた場合(週1度)
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ヘアキャッチャー・インナー・インナーパッキン・防臭オワンを取り外し、浴室用中性洗剤と歯ブラシなどを使用してヌメリなどを落とします。
落ちにくい汚れの場合
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配管洗浄剤でヌメリやつまりを取り除いてください。
部品の取り外し方
- ❶洗い場目皿を外します。(下図のつかみ部を持ち、水平に持ち上げます)
- ❷ヘアキャッチャーの取っ手を持ち上げ外します。
- ❸インナーのツメを左に回して外します。
- ❹インナーパッキンを取り出し、防臭オワンを取り外します。(タイプBの場合)
- ❺逆止弁を上方向に引き抜く(タイプCの場合)
洗い場目皿のゴム脚が外れた場合の取り付け方
ステンレスタイル
FRP樹脂
ご注意
- 塩素系のヌメリ取りを排水口周りのステンレス部分に付着させないでください。サビが発生する原因となります。
- シンナーなどの溶剤を排水口に流さないでください。樹脂製のトラップが破損して水濡れの原因となります。
- 防臭オワンを外したままにしないでください。排水管の悪臭がしたり、有害ガスが上がってくる原因となります。
Catalog
お手入れマニュアル
Manual
取扱説明書
Parts